ファミリーマートが持続可能な水産資源の利用に取り組んでいます。
ファミリーマートが寿司カテゴリーで初めて、水産物の「代替」食品を使用した商品を発売しました。
それが「だいたい(代替)海鮮丼」で、関東の一部店舗で2024年2月6日から販売が開始されました。
この「だいたい(代替)海鮮丼」は、ウニ、いくら、カニ、ねぎとろ、うなぎの5種類のトッピング具材を、代替食品で再現したものです。
具体的には、ウニ・カニ・うなぎの代替には「魚肉のすり身」、いくらの代替には「植物油脂」、ねぎとろの代替には「こんにゃく」など、持続可能な水産資源を考慮した原材料を使用しています。
ファミリーマートは、地球環境の持続可能性に貢献するため、さらに多くのお客様に代替食品を知っていただき、そのおいしさを感じていただける商品を提供していくことを目指していると言っています。
近年、水産資源の減少や環境問題への意識の高まりから、水産物の代替食品への注目が高まっています。
【代替食品の種類】
水産物の代替食品は、大きく2種類に分けられます。
・植物性タンパク質をベースにした代替食品
・培養肉
植物性タンパク質
植物性タンパク質をベースにした代替食品は、大豆、エンドウ豆、小麦、こんにゃくなど様々な原料で作られています。
近年は、魚肉の食感や風味を再現した製品も開発されています。
培養肉
培養肉は、動物細胞を培養して作られる肉です。
まだ開発段階ですが、将来的に水産物の代替食品として大きな可能性を秘めています。
【市場の動向】
水産物の代替食品市場は、近年急速に成長しています。
2023年の世界市場規模は、約14億米ドル
2028年には、約27億米ドルに達すると予想
【主要企業】
水産物の代替食品の開発・販売に力を入れている企業は、以下のとおりです。
アメリカ:Beyond Meat、Impossible Foods
ヨーロッパ:JUST、Finless Foods
日本:日清食品、味の素
【課題】
水産物の代替食品は、以下のような課題があります。
価格が高い
魚肉と比べて栄養価が低い
魚肉の食感や風味を完全に再現できていない
【今後の展望】
技術開発や市場拡大により、これらの課題は徐々に克服されていくと考えられます。
水産物の代替食品は、食生活や環境問題に大きな影響を与える可能性があります。
私見としては栄養価と価格の問題が気になるところですが、今後の動向を注目していきたいと思います。
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